太陽光発電の業務を約11年やっていまして、少し太陽エネルギーと人間社会の関係を共有いたします。
結論は先に言いますが、人間が生きる必要なエネルギーは太陽から得ています。
細胞(直接利用)⇐ATP⇐糖質など⇐食品⇐植物及び動物 肉食動物⇐草食動物⇐植物⇐光合成⇐光(太陽光)
細かいところから説明します。
人間を構成する細胞にエネルギーを供給するのはATP(アデノシン三リン酸)です。ATPは細胞が直接利用できますので、「生体のエネルギー通貨」と呼ばれています。
ATPを合成する場所は細胞内のミトコンドリア(しりゅうたい)です。ミトコンドリアはエネルギーを貯蓄している糖質などの物質を燃焼させて、熱及びATPを産生します。
糖質は根本的な元が植物の光合成です。植物は光合成で太陽光のエネルギーを糖質に貯蓄しています。糖質の形になったら、運搬、蓄積などがし易くなります。その後、草食動物また直接に人間のところに届きます。 参考資料:「光合成の教室」
因みに、石炭、石油は大昔の植物の変質したものです。これらのエネルギーは昔の太陽光エネルギーの貯蓄です。
ちょっと展開すると気候は太陽のエネルギーで動いてます。水循環とか、海流とか、色々な動きは太陽のエネルギーで動いています。 ですので、水力発電、風力発電は太陽のエネルギーを電気に変換すると言っても過言になりません。
人間は太陽のエネルギーを利用して生きています。人間の体内に小さな太陽があると例えでも大丈夫かなと思います。 ※絵はイメージを利用するだけです。
少し余計な話ですが、太陽に相対しているのは太陰です。太陰は月です。中国には生きている人が暮らす世界を「陽間」といいます。死者の世界は「陰間」といいます。昔の中国には昼間の時間帯に生産活動などをして、夜にあまりに外に出ないよう言い方がありました。
陰陽論もあります。
でも太陽のエネルギーはどこから出たの? 機会があれば、また知っている限りに説明してみます。